2019年6月12日、日本ハムファイターズ対広島東洋カープの交流戦で、吉田輝生投手が快挙を成し遂げました。
先発デビュー戦で、5回を投げて4安打1失点、4奪三振で初勝利を挙げたのです。高卒ルーキーの初先発、初勝利は楽天イーグルスの安楽智大投手以来4年ぶりです。ヒーローインタビューでは、ウイニングボールを両親にプレゼントしたいと言って、ファンの温かい歓声を浴びていました。
吉田投手は、2018年秋田県の代表、金足農業高等学校のエースとして夏の甲子園大会に出場、準決勝まで10試合連続完投勝利という素晴らしい経歴の持ち主です。決勝戦では残念ながら根尾昴選手(現・中日ドラゴンズ)や藤原恭大選手(現・千葉ロッテマリーンズ)がいた大阪桐蔭高校に敗れてしまいましたが、その爽やかな笑顔や生き生きとしたプレースタイルは全国に金農ブームを巻き起こし一躍時の人となりました。
日本ハムファイターズの一位指名を受け入団した吉田選手は、大好物のスナック菓子とコーラを断ち、肉体改造に挑みました。その甲斐があってか、4月13日のイースタン・ロッテ戦では、ライバルの藤原恭大選手と甲子園以来の対戦をし、2打席連続で3球三振に抑え、大勢のファンを沸かせました。
肝心なところでの勝負強さも吉田選手の大きな魅力です。
スターとなるべく素質を身につけているようです。甘いルックスも女性ファンの心を掴み、日本ハムの「第5回彼氏にしたい選手権2019」で上位9人の「胸キュン9」に選ばれています。
今後も活躍が期待される吉田投手です。