野球界の番長と言えば、多くの人が真っ先に思い浮かべるのが、清原和博選手でしょう。
清原和博は、西武、巨人、オリックスに所属しましたが、無冠の帝王と言われながらも、プロ野球で素晴らしい成績を残しました。
何よりその存在感は他を圧倒するものがあり、タイトルなど問題ないと思わせるほど大きな存在でした。
目立ったタイトルはありませんでしたが、さまざまな歴代一位の記録を持っていますし、数々の名勝負も繰り広げました。
オリックスに所属していた2006年には、三浦大輔との番長対決の際、ソロホームランを放ち、400塁打を達成しました。
塁打と言うのは、安打を1、二塁打を2、三塁打を3、そして本塁打を4として、これらを集計した数であり、400塁打というのは、長打力がないと達成するのが難しい素晴らしい記録です。
歴代20位に入っているのはそうそうたる選手たちで、この中に名を連ねていることは、とても凄いことです。
元プロ野球選手の中には、球団のコーチを務めたり、監督を務めるなど、引退後もさまざまな形で野球の世界に身を置く人たちがいる一方で、ニュース番組の解説者として活躍したり、タレントして活動するなど、さまざまな形で姿を見せてくれるものです。
そういった、タレント活動をしつつ、書籍を出版したりもしていたのが清原和博で、現役時代は番長の愛称で大活躍をして、引退後も現役時代と同様に、番長キャラが定着しており、バラエティ番組で活躍する姿を見ることができました。
そんな清原和博ですが、活動を続けていく中で、薬物疑惑が報じられるようになりました。
指をさされたことに腹を立てて、灰皿を割るなど、過激な話題もあり、ついに2016年の2月に、覚せい剤取締法違反(所持)現行犯で逮捕されることになりました。
素晴らしい記録を残した元プロ野球選手でしたし、キャラクター性も魅力的なものがありましたから、注目度はかなりのものでした。
西武ライオンズ、読売ジャイアンツ、オリックスバファローズの3球団で活躍した元プロ野球選手清原和博氏の逮捕には多くのプロ野球ファンが驚きました。
それと同時になぜ覚せい剤を使うまでに至ったのかということが非常に気になります。
この件については様々なマスコミがいろんな角度から記事を書いていましたが、一説によると、巨人に移籍してからのプレッシャーに耐えられなかったのではないかといわれています。
彼は高校時代、巨人入りを熱望していましたがドラフト会議では巨人から指名されずに涙を流した経緯があります。しかし西武に入って彼は大成功し、西武常勝軍団の一員としてプロ野球人生を歩んでいました。
巨人に入ってからは西武時代とまるで違うマスコミの扱いなどにプレッシャーを感じたのでしょう。その苦しみから逃れるために薬物を使用したのではないかという話も飛び交っています。
元プロ野球選手のこういう事件はファンに衝撃を与えました。