2019年は楽天に注目 石井GMの手腕と2003年阪神との類似点

選手の入れ替え

石井一久元投手と言えば日米通算182勝を上げた名投手ですが、200勝にこだわることなく引退するなど、どこかひょうひょうとした性格が魅力の人物です。そんな石井氏が2018年8月楽天イーグルスのGMに就任したことに驚いたファンも多いのではないでしょうか!?

石井GMですが、2018年オフに行った補強に注目が集まりました。
元西武の浅村栄斗内野手をFAで獲得し、トレードで元広島の福井優也と元巨人の橋本到外野手を補強するなど積極的な動きを見せました。一方で多くの選手が戦力外で退団するなど多くの血の入れ替えが行われました。

もちろんGMにとって獲得した選手が思い通りの活躍ができなかった場合は手腕が問われるなど、多くの血を入れ替えることはリスクが大きくなります。
しかし昨年最下位に沈んだ球団としては何かを変えなければいけないという思いがあったのでしょう。

この石井GMの動きは、2003年にセリーグを制した阪神タイガースに類似しているのではないでしょうか。
当時の阪神は長く低迷しており優勝から遠ざかっていました。
2003年は星野監督体制2年目であり、前年オフにFAで前阪神監督の金本知憲外野手を獲得し、トレードでも下柳剛投手などを補強した一方で、ベテラン選手など多くの選手が引退や戦力外通告を受けて退団しました。
そしてこの年獲得した選手の活躍もあり、1985年以来の優勝を果たしました。

2019年プロ野球シーズンも間もなくオープン戦が始まり、いよいよ開幕するという雰囲気が高まってきました。

パリーグには昨年優勝した西武や日本一になったソフトバンクなどライバル球団は多いですが、新たに入団した選手たちがどのような成績を残し、順位を上昇させるのか注目です。