プロ野球選手の雇用関係

雇用関係

プロ野球選手については、あまり知られていないことがあります。 それは、プロ野球選手と球団の間に、雇用関係があるわけではないということです。 あくまで選手は、個人事業主になります。

球団とは、契約によって仕事を請け負っている関係であると言えます。 金銭的に、選手に支払われるのは契約によって決まっている額です。 どれだけ試合時間が長くても残業代は発生しません。

また、成績が悪ければ簡単に仕事がなくなってしまいます。 これは選手が個人事業主でありますので、仕方がありません。 選手の所得は、給与所得ではなく、事業所得という位置づけになります。 そして選手の収入は年俸だけではなく、試合で活躍した場合の賞金もあります。 更に、メディアに出演した際のギャラなどもあります。

この様に、年俸だけにとどまらず、他に色々と収入があります。 その代わり、自分で負担しなければならない経費もたくさんあります。 例えばバットやグラブなどの道具は、選手が購入しています。 また、トレーナーを雇う費用や、体のケアにかける費用は自己負担になります。