野球の知識として知っておきたいラッキーゾーン

ラッキーゾーン

ラッキーゾーンは平成の初期まで阪神甲子園球場や阪急西宮スタジアムに設置されていたホームランを出やすくするゾーンのことです。 レフトとライトの後方にフェンスを設置し、それを越えればホームランになるというもので、これが設置されている所に打てばお客さんがいるスタンドまで打球を飛ばさなくてもホームランとして認定されるのです。

そのラッキーゾーンの中では、リリーフ投手が練習をするブルペンになっていました。 従ってこの時代は先発投手が打たれると次に誰が出てくるのかもおおよそ見当がついたものです。 現在ではスタンドからリリーフピッチャーの練習場の見える球場は少なくなりましたので、オールドファンにとっては懐かしい思い出です。

ちなみにプロ野球の知識として知っておく場合、これが設置された理由も必要ですが、これは単に貧打解消のためです。 ボールが飛ばなかった時代のプロ野球界では、活発にホームランが飛び出す派手な野球もファン獲得に必要だったのです。