プロ野球選手の活躍を支える裏方には様々なポジションがありますが、その中の1つにバッティングピッチャーがあります。 試合前の練習や春・秋のキャンプでチームに帯同し、打撃練習の際に投手役を務めるのが彼らの役割です。
彼らは選手ではないため試合に出ることはありません。 しかし、プロのバッターを相手にした調整役であるため、コントロールよくボールを投げ込む技術が必要ですし、変化球も投げられなければ練習になりません。 コーチがその役割を負うこともありますが、どの球団も専属のバッティングピッチャーと何人も契約しており、その多くは引退したり戦力外となった元プロ野球選手なのです。
速いストレートを打つ練習や特定の変化球を同じところに投げ込み続けて打たせる練習など、様々な局面に対応しなければなりません。 プロ並の技術に加え、柔軟な対応力も必要となります。 たとえ元プロであっても、バッティングピッチャーになるのは簡単ではないと言われています。