オリンピックにおける野球選手の変化

その競技人口と世界的な人気の低さから、野球はオリンピックの競技種目から外されてしまいました。 その結果、日本は確実にメダルを獲得できる種目を一つ失ってしまいました。

しかし、次回のオリンピック以降、五輪委員会の議論が進む中、野球が再び競技種目として採用される可能性が出てきました。 日本の五輪における野球は、かつてはアマチュア選手がプロ野球に入団するためのアピールの場でもありました。

キューバやアメリカおよび台湾などの強豪国相手との試合を通して、アマチュア選手は積極的に自分のプレイをアピールし、事実プロにスカウトされたプレーヤーも多数いました。 しかしこうした強豪国がプロプレーヤーを採用し始めたころから、日本もプロを中心にナショナル･チームを組み始めました。

その結果、アマチュアのプレーヤーの活躍の場はなくなり、以降は有力なアマチュアのアピールの場は社会人やノンプロリーグのみに絞られました。 さらに、ここ数年は超高校級と呼ばれる野手･投手が相次いで現れたこともあり、大学生や社会人がプロに入団出来る可能性は更に低くなりました。

一方で、独立リーグなど、給金は非常に低いものの、プレイを続けたいと考える元プロやアマチュアが増えている傾向にあります。